喪服お手入れはどうしてる??
喪服をお持ちの方は喪服のクリーニングの頻度や保管の仕方などどうされていますか?
喪服は比較的高価で、着用の頻度も多くないため、一着を長く大切に使うのがおすすめです。
そうはいっても、あまり使わない喪服の手入れはどうしていいかわからないと戸惑う方が多いのが現実です。
今回はクリーニング頻度の目安やその理由、さらにセルフクリーニングのやり方や注意点について解説していきます。ぜひ参考にしてください。
通夜と告別式に出る場合は、告別式後に洗います。通夜と告別式の所要時間はだいたい1時間程度で、それぞれに出席したとしても喪服を着用するのはとても短い時間です。そうだとしても、喪服は一度着用したらすぐにクリーニングしたほうがよいです。
理由の1つとして、縁起がよくないという理由があります。
葬儀後はお清めの塩を肩に振りかける風習がありますが、これには悪縁を断ち切るという意味が込められています。同じように、弔事に用いた衣服はそのたびごとに洗濯し、悪縁を洗い流すのがよいという考えです。
もう1つの理由は、次はいつ着用するか分からないからという理由があります。喪服を着用する機会はそうそう多くないため、一度着たらとりあえず洗っておいたほうが、後々使い勝手もよいでしょう。
喪服を着用する行事が続く場合
喪服を着用する行事が続く場合は、一連の行事が終わるまで喪服をクリーニングするのを待ってもよいでしょう。たとえば初七日の法事や、一周忌の法要などは前もって日程が決まっており、喪服を着ることが分かっています。そういう場合はすぐにクリーニングせずに、風通しのよいところに吊るして保管しておくのもおすすめです。
あるいは、「本当に短時間しか着用しなかった」「汗を全くかかなかった」「湿気がなかった」「埃も花粉も一切飛んでいなかった」などの条件が重なった場合は、そのまま保管しても喪服が傷む可能性が低いため、クリーニングせずに仕舞っても大丈夫です。しかし、喪服の傷みを防ぐためにも、できれば一度洗っておくのがベターです。