キリスト教式の葬儀(プロテスタント)


✝️ プロテスタント式の葬儀とは?

仏式の葬儀に比べると、あまり知られていないキリスト教の葬儀。
なかでも「プロテスタント式」は、信者でなくても相談によって執り行える場合があるんです。

今回は、そんなプロテスタント式の葬儀について、やさしくご紹介しますね😊


💡 プロテスタントとカトリックの違いって?

キリスト教には大きく分けて「カトリック」と「プロテスタント」があります。

  • カトリック:儀式(ミサ)をとても大切にします。

  • プロテスタント:比較的シンプルで柔軟なスタイル。信者でない方の葬儀にも応じてくれることがあります。

ちなみに言葉の違いにも注目です👇

カトリック プロテスタント
神父 牧師
聖歌 賛美歌

🕊 プロテスタントの葬儀の流れ

仏式とはかなり違いますが、流れに沿って見ると意外とイメージしやすいですよ!

① 危篤・臨終「聖餐式(せいさんしき)」

臨終前に牧師がパンとワインを与え、家族と一緒に祈ります。
亡くなった後は、「死水(しすい)」という儀式で、口元をそっと水で湿らせます。

② 納棺式

短い祈りのあと、ご遺体を棺に納め、白い花で飾ります。
聖書の朗読や賛美歌を歌いながら、牧師が納棺の言葉を述べます。

③ 前夜式(通夜にあたる儀式)

賛美歌や聖書朗読、牧師の説教、思い出を語る時間があります。
式の最後には、献花をして故人をしのびます。

④ 葬儀・告別式

聖書朗読や祈り、説教に続いて、弔辞や献花が行われます。
出棺前には賛美歌を歌い、静かに送り出します。

⑤ 火葬

火葬前にもお祈りや賛美歌があり、花や十字架で棺を飾ります。
お骨上げは仏式と違って、1人でもOKです。

⑥ 会食

「精進落とし」とは言いませんが、食事の場を設けて故人をしのぶこともあります🍴


🌷 参列マナーとポイント

🎶 賛美歌に参加しよう

教会では賛美歌をみんなで歌います。
歌詞カードが用意されているので、わからなくても安心。できるだけ一緒に歌いましょう♪

⚠️ 言葉づかいに注意

神父は「カトリック」、牧師は「プロテスタント」です。
混同しないように気をつけましょう。

🙅♀️ お悔やみの言葉は控えめに

プロテスタントでは「死」は神のもとへ帰ること。
そのため「ご愁傷様です」などのお悔やみの言葉は控え、静かに気持ちを伝えるのが◎です。

💐 献花の作法

花は両手で持ち、茎が祭壇側になるように回して献花台に置きます。
焼香の代わりになります。

💌 香典は「御花料」として

不祝儀袋には「御花料」と書かれたものを使用します。
十字架などが描かれた白黒の袋が一般的です。


🕊 最後に…

プロテスタント式の葬儀は、仏式とは違う点も多く、事前に少し知っておくと安心です。
信者でなくても相談に応じてくれる教会もあるので、希望がある場合は一度問い合わせてみるのもおすすめですよ☺️