家族葬と一般葬の違いとは


家族葬と一般葬の違いとは

近年増えてきている家族葬は、現代の葬儀のスタンダードと言えるまでに認知され始めています。とはいえ、葬儀そのものに不慣れな人が多いため、家族葬というものについての詳細までは把握されていないというのが実情です。


家族や親族だけでなく、友人・知人や仕事上の付き合いのあった人たち、近所の住人など、故人と生前何らかの形で関わりのあった人たちに広く参列してもらう葬儀は「一般葬」と呼ばれ、これまでは葬儀と言えばこの形式でした。


一方、「家族葬」は家族や親族といった身内だけに参列者を限るものではないものの、一般的に参列するのはごく親しかった友人程度までで、仕事関係の知人や近所の住人などは含まれないことが大半です。

<服装>

家族葬は家族や親族といった身内だけに参列者を限るもののためラフな格好と勘違いされる方も見えますが、実際は一般葬と変わらず喪服を着るのが決まりです。

<時間>

通夜が40分程度、告別式が40~50分程度です。火葬はどの葬儀形式でも工程が同じため、所要時間は一般葬と変わりません。


通常の葬儀では多数の一般参列者に対し礼を尽くさなくてはならないため、ゆっくりと故人との別れを惜しむ余裕は、時間的にも精神的にも持てないというのが実情です。

家族や親族だけで見送るスタイルの家族葬なら、必要以上に気を遣うこともなく、故人とのお別れの時間を多く取れるでしょう。


<経費>

一般葬よりも小規模になる家族葬。葬儀の規模が小さければそれだけ経費も抑えられると考えられます。そのため、一般葬を営むことが経済的な理由で困難な場合に家族葬が選ばれます。

 

<注意点!!!>

家族葬といえども葬儀をおこなうために必要な費用は一般葬と同様に掛かってきます。参列者への食事や返礼品などの接待関連費用、小規模の会場を利用することによる施設利用費用については軽減されますが、それ以外は一般葬とあまり変わりません。


故人が大規模な葬儀を望んでおらず、生前に家族葬を希望していたことが理由で選択されるケースもあります。本人が望んでいたならば、遺された家族としても
できる限りその望みを叶えてあげたいと思うものです。

 

<家族葬の準備>

家族葬を選択することが決まれば、参列者の範囲を相談して決めます。誰に葬儀を行うことを知らせるかをリストにまとめましょう。

近親者で呼ばない方にも必ず訃報の連絡を入れ、葬儀は家族葬で行うとことを伝えます。後日、参列した親族から葬儀を行ったことを聞いてしまうと、「なぜ呼んでくれなかったのか?」といったトラブルになることがあるからです。

会社にも家族葬で行うことを連絡します。家族葬では会社関係の方々は参列しないことがほとんどです。このときに香典や弔電を辞退するのかどうかも明確に伝えておきましょう。

 

<まとめ>

葬儀はやり直しのきかない故人との最期のお別れの場です。そこでしこりを残せば後々まで影響することにもなりかねません。遺族や親戚で事前によく話し合い、全員が趣旨を理解し納得した上で執り行うことが肝要です。

葬儀場でプロの方に相談するとスムーズに事が運ぶのでお勧めです。

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