いまどきのお墓事情‐②


🪦 墓じまいや改葬を考えるときに大切なこと

「お墓を守っていける人がいない…」
「遠方でなかなかお参りに行けない…」

そんなお悩みから、
**お墓のあり方を見直す“墓じまい”や“改葬”**をされる方が年々増えています。

それは、「故人を大切に想うからこそ選ぶ、これからの供養のかたち」でもあるのです🌿


🪨 墓じまいとは?

墓じまいとは、お墓の使用を終了して墓石を撤去し、墓所をお返しすることです。

たとえば…

  • ご自宅の近くに新しいお墓を建てて納骨する場合

  • 手元供養や散骨を選ばれる場合

こうしたときに、今あるお墓を墓じまいするという選択肢が生まれます。


🏠 改葬とは?

改葬とは、遺骨を現在のお墓から別の場所へ移すことです。いわば“お墓の引っ越し”ですね。

よく選ばれる移転先は…

  • 永代供養墓(管理不要なお墓)

  • 納骨堂

  • ご家族のお住まいの近くのお墓 など

⚠️ 改葬には、以下の手続きが必要になります。

  • 現在のお墓の管理者からの「埋葬証明書」

  • 新しいお墓からの「受け入れ証明書」

  • 行政への「改葬許可申請」など

手続きがやや複雑なため、専門家やお寺さんに相談するのが安心です📄


📉 お墓の継承が難しい背景とは?

今、なぜこうした動きが増えているのか──
その背景には、社会の変化が深く関わっています。

👵 少子高齢化による後継者不足

子ども世代が少なくなり、
お墓を守る人がいない、というケースが増えてきました。

そのため、負担の少ない永代供養や手元供養へ切り替えるご家族が増えています。

🧳「遠い」「大変」というリアルな声

「お墓が実家のほうにあって、年に一度しか行けない…」
「法要のたびに帰省するのが大変…」

そんなお声も増え、管理しやすい場所への改葬が選ばれています。

🙏 子孫に負担をかけたくないという想い

「自分の代でお墓を整理しておきたい」
「子どもたちに手間をかけさせたくない」

そうした想いから墓じまいや改葬を選ぶ方も多くなっています✨


⚠️ 新しい供養のかたちを選ぶときの注意点

🗣 家族・親族との話し合いを忘れずに

改葬や墓じまいは、ご家族の気持ちをしっかり確認したうえで行いましょう。

とくに、
🌊 散骨
🪵 合祀(他の遺骨と一緒に埋葬)
などの場合は、遺骨が戻らない供養となります。

「お墓参りできないのは寂しい」
「自分の気持ちの整理がつかない」
そんな声が出ることも少なくありません。

時間をかけてでも、全員が納得できる形を見つけることが大切です🌈


🧘♀️ まとめ

お墓のことって、なかなか話題にしづらいものですが、
いざという時に「話しておいてよかった」と思える大切なことでもあります。

これからの供養のかたちは、決して「昔ながら」にとらわれる必要はありません。
ご家族が納得し、心穏やかにご先祖さまを偲べる方法を選ぶことが一番です。

🌼「どうすればいいのか分からない…」
そんな時は、どうか一人で抱え込まず、
お寺・葬儀社・霊園などの専門家に気軽にご相談くださいね。