「急な訃報を受け、お通夜に向かうことになったものの、喪服がない」という場合、どうすればよいのでしょうか?
この場合故人とどんな関係かが大きく左右するのでみなさんはどれに当てはまるかチェックしていきましょう
ケース1:友人や職場の方などの親族以外のお通夜
平服で大丈夫です。このとき、もし準備する時間があるなら「略礼装」にするとよいでしょう。略礼装は、喪服の代用となるような雰囲気の「黒に近い落ち着いた色味」で「光沢の少ない・柄がない服」がベターです。ネクタイは黒・もしくは濃い色が好ましいでしょう。
女性の場合は、色や光沢のほかに「露出の少ない服装」を心掛けるのも大切です。例を挙げると「黒無地のワンピースに黒ストッキング」や「シンプルなアンサンブル」などが適しています。さらに、身に付けているアクセサリー類は外しておきましょう。
ケース2:仕事帰りにそのままお通夜へ向かう場合など、時間がなく喪服の購入が難しい場合
普段着でもかまいません。喪服でなくても落ち着いた色のスーツ・黒っぽい服でOKです。お持ちでしたら、できるだけ襟のついたもの・フォーマルに近い服を着ていきましょう。
その代わり、ご遺族の方々へ「訃報を聞いて急いで駆け付けました」とひと言伝えるなどの心配りをするようにしましょう。
ケース3:遺族としてお通夜に参加する場合
喪服を着用する必要があります。これは「親族が喪に服していることを示す」という“喪服の本来の意味”を表すためです。また、葬儀・告別式の場合は正式な「セレモニー」であることから、参列者の全員が喪服を着ることが基本になります。葬儀場でレンタルを利用するか購入をするのがよいでしょう