お悔やみの言葉


おくやみの言葉は何といったらいいの?


おくやみの言葉といえば「この度は御愁傷様です」
「お悔やみ申し上げます」などがよく使われているようですが
果たして、これは正しい使い方なのだろうか、と思ったことはありませんか?
なんとなく使うより、言葉を理解したうえで
使うお悔やみの言葉の方が伝わり方は違います。
では、事例に応じてのお悔やみ挨拶をいくつかご紹介していきます。

一般的な挨拶

「この度は、誠にご愁傷さまでございます。心からお悔やみ申し上げます」

「この度は、思いがけないことでお力落としのこととお察しいたします。
心よりご冥福をお祈り申し上げます」

 

故人にお世話になった場合

「○○○様のご生前は大変お世話になりました。
何のご恩返しもできないうちにお亡くなりになられ、悔やまれてなりません」

 

病気で亡くなった場合

「誠に残念なことでございます。謹んでお悔やみ申し上げます」

「お見舞いにも伺えないうちお亡くなりになられて、誠に心残りでございます」

事故などで突然亡くなった場合

「思いもかけないお知らせをいただきまして、まだ信じられない気持ちでございます」

「突然の出来事で、お悔やみの申し上げようもございません」

 

通夜、葬儀に出席できない場合のあいさつ

「この度は、本当に思いがけないことで誠に残念でございます。
あいにく、出張予定が入っており、お通夜にはお伺いいたすことができません。
戻りましてから、あらためて弔問に伺わせていただきます」

「この度は、誠にご愁傷さまでございます。
あいにく遠方に来ておりますので、明日のお葬儀には出席がかないません。
どうぞ失礼をお許しください」

また、よく使われる「ご冥福をお祈りいたします」についてですが
「冥福」とは死後の幸福。または死後の幸福を祈って仏事を営むことを言うそうです。

「(故人の)死後の幸福をお祈りします」と言うことなので、
遺族に向かって言うのは少し違和感があるかもしれません。
どちらかと言うと弔電などの文章によく見られる言葉のようですので
「御愁傷様です」の方がベターです。

 

訃報を電話でもらった場合の対応文例

では、ここでは電話で連絡をもらった時の対応法を詳しくみていきましょう。

 

家族、親戚の場合

「心身ともにお辛い中、ご連絡いただきましてありがとうございます。
今後の日程が決まりましたら是非お知らせください。すぐに伺います」

 

友人、知人の場合

「本当にご愁傷様でございます。突然のことで大変驚いております。
ご連絡ありがとうございました。
ご迷惑でなければお別れをしたいのですが、今後の日程などはお決まりでしょうか?
何かお手伝いできることがあれば遠慮なくお申し付けください」

 

会社の場合

「心からお悔やみ申し上げます。
お辛いところ大変申し訳ないのですが、
今後の日程などについてはお決まりでしょうか。
今後の日時等決まりましたら今一度ご連絡いただければと思います」