以前は「妊娠中の女性が葬儀に参列するのは縁起が悪い」と言われていた地方もあったようですが、最近ではそのようなことは無くなっています。むしろ「最後のお別れ」ですから、体調が悪くなければなるべく参列した方がよいとされるようになりました。
現在はマタニティー喪服が販売していたり、レンタルもありますのでそちらを使われるとよいでしょう。
もし間に合わなければ「マタニティウエア」として着ている地味な色合いのワンピースに黒いジャケットやカーディガンを合わせて、喪服として着用しても構いません。
妊娠中の喪服女性のスタイル
マタニティパンツにチュニックを合わせ、その上にジャケットを羽織って「きちんと感」を出してもよいでしょう。
通常はタイツはNGとされますが、妊娠中なら冷えを防ぐことが何より大切ですので、むしろ積極的に着用して身体を温めてください。
身体が第一なので、暑ければジャケットなしのスタイルにしたり、ヒールのない靴を履くなどマナーに縛られず、無理なく参列することが望ましいです。和装はどうしても締め付けが多くなるので避けるのがよいでしょう。
乳児を連れての喪服女性のスタイル
妊娠中の女性と同様に乳児を連れて参列する方も「授乳があるので喪服はむつかしいかも・・何を着ていったらいいか迷う」と声を聴きます。
率直に、妊娠中の方と同じスタイルで構いません。
出産後も体調が万全とは限りませんし、赤ちゃんのお世話で喪服を買いに行くことができない方も多いです。ご自身の体調に合わせ、授乳可能な前開きのワンピースを着たり、レンタルで手配するなどの手段を取りましょう。
もちろん着れる方は喪服を着ていただき、むつかしい方は地味な色合いのワンピースに黒いジャケットやカーディガンを合わせて、喪服として着用しても構いません。